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    展開先は入間…ではなく百里

    2019-10-10 JASDF Iruma Air base (RJTJ)
    JASDF Kawasaki T-4 Blue Impulse
    Canon EOS 5D MarkⅢ + Canon EF300mm F2.8L IS II USM + Canon EXTENDER EF1.4×III
    1/2000sec F6.3 ISO200
    Adobe Photoshop Lightroom Classic 11.5


     先週末の10月1日、第77回国民体育大会「いちご一会とちぎ国体」にてブルーインパルスが祝賀飛行を行いました。

     国体開会式でブルーインパルスが飛行するのは既定路線なのでそれはいいのですが、今回気になったのは展開先の基地。

     ブルーインパルスが拠点とする宮城県東松島市に所在する松島基地からD2形態であればダイレクトで飛べない距離ではないのですが、今回は中継先として百里基地が選定されました。

     2019年の茨城国体は自県開催で例外として、関東圏のイベントで中継先として選ばれるのは基本的に埼玉県の入間基地です。ブルーと同じT-4練習機を運用する中部航空方面隊司令部支援飛行隊を擁し、支援が受けやすいという理由もあるのかと思います。会場が所在する宇都宮までの距離を考えても、入間で特段の支障はなかったと思います。

     それにブルーインパルスが展開した前日の9月30日は、ドイツからのお客さんが百里に展開しており、基地内はバタバタだったことは想像に難くありません。

     そんな状況にあっても敢えて入間ではなく、百里が選ばれた理由。やっぱり例のカラースモーク問題が尾を引いている気がしてなりません。

     今年3月の西武球場における展示飛行の際は通常通り入間基地に展開していたため、正直楽観的に考えていたのですが…

     今年の入間航空祭にブルーが来ないことも考えると、しばらく入間基地でブルーインパルスを見るのは難しそうかなと。百里に比べて格段にアクセスしやすい基地なので非常に残念です…

     あともう一つ気になったのは、ブルーインパルスのタンク有無。

     松島基地での訓練の様子を見ていると、西九州新幹線開業イベントからの帰投後、タンクそのものは外されたものの、パイロンは残置されたまま、飛行訓練を実施していました。

     そのためてっきり事前訓練前日くらいに再度タンクを取り付けて、松島からのダイレクトで国体での展示飛行に臨むのかと思っていたのですが、まさかの展開前日にパイロン撤去。百里での受け入れ可否がギリギリ決まらなかったのか、それとも別に何か理由があったのか。謎は深まるばかりです。


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    開業!西九州新幹線!長崎は今日も雨だった…

    2022-09-23 Nagasaki City
    JASDF Kawasaki T-4 Blue Impulse
    Canon EOS R6 + Canon EF24-70mm F4L IS USM
    1/2500sec F5.6 ISO800
    Adobe Photoshop Lightroom Classic 11.5


    令和4年9月23日、西九州新幹線(武雄温泉・長崎間)が開業し、そのお祝いのためにブルーインパルスが長崎の空を飛びました。県内での飛行は2014年の国体以来、市内では史上初の展示飛行だったそうです。

    前日に実施された事前訓練では、薄雲が広がりつつも晴れ間も垣間見え、サクラやビッグハートといった描きものを含む、予定されていた9課目+1課目を順調にこなしたようです。…が、開業当日は一面ねずみ色の雲が広がる残念な空模様。

    飛行空域の中心は旧長崎駅付近に設定され、飛行高度は周辺で一番高い山である稲佐山の高さ1166ftに、+500ftした1700ftを下限とする飛行プランが立てられていましたが、当日はトップ2500ftの雲とベース5000ftの雲に阻まれ、さらに強雨により次第に視程も悪くなるという悪条件。ブルーインパルスの展示飛行はこれまで約10年程見てきましたが、この気象条件では天候調査だけをして築城基地へ帰ってしまうのでは、と心配になるほどでした。

    しかし、今年のブルーは一味違います。形だけの天候調査ではなく、何とかして展示飛行を実現させようとする意気込みが、パイロット同士の無線から漏れ伝わってきます。

    そして予定の開始時刻から5分遅れ、ついにブルーインパルスが展示飛行を開始。雲の隙間を縫って、高度としてはかなり高めの4000ftで、エコーデルタの隊形を組みながら南側から長崎市街地に進入してきました。

     前日の夜までGoogle mapと睨めっこして、穴場ポイントを探し出したので、私が撮影していたポイントでは同業者はほぼゼロ。周りは展示飛行開始直前に集まってきた地元の方々だらけでした。その方々も、思い思いに空を見上げながら歓声を上げられていて、「これぞブルーの展示飛行」といった光景が素敵でした。久しぶりだな、この感じ。

    ちなみにこの写真、長崎駅に停車している新幹線が小さく写り込んでおり、かろうじて「かもめ×ブルーインパルス」のコラボとなっています(笑)


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    機材不調

    2022-09-30 JASDF Iruma Air base (RJTJ)
    JASDF Kawasaki T-4
    Canon EOS 5D MarkⅢ + Canon EF70-200mm F4L IS USM
    1/6400sec F5.0 ISO250
    Adobe Photoshop Lightroom Classic 11.5


     初めての投稿が「機材不調」についてなのもどうかと思ったのですが、あくまで自然体でこのブログを続けられればと思うので、あえてこのテーマで。

     不調なのはCanon EF70-200mm F4L IS USMという中望遠のズームレンズ。もう後継が2本出ているくらい古いレンズですが、併用しているサンニッパには無いコッテリとした写りが魅力の一本です。

     結婚前の航空祭遠征全盛期はサンニッパメインであまり出番がなかったのですが、結婚して子供が生まれてからはむしろ使用頻度はこちらの方が上に。幼稚園の運動会でも大活躍です。

     そんな重要な役割を担うこのレンズですが、撮影中にフォーカスに違和感が。AFの動作が鈍く、MFに切り替えてもピントが合いにくい…というか、フォーカスリングが空回りしていました。購入して8年程度で初めての故障です。

     カメラ本体の使用頻度が5D3よりも格段にR6が上だし、これを機にRFレンズへの移行するか?…いや、そんな金銭的余裕はない。それに、サンニッパには無いこの色乗りを出せるレンズを手放すのは惜しい…

     ということで、結局乗り換えはせずに修理に出して使い続けることに。今までサードパーティー製レンズでしか故障を経験したことが無かったので、少し油断していましたが、調べてみるとこのレンズでは割とよく見られる不具合のようです。


About Me

DJ Carlosです。
「無理なくマイペースに」を第一に細々と趣味で写真を撮影しています。
航空機のほか、風景や動物をメインで撮影していますが、基本的に雑食です。
受賞歴:黒澤賞(『エアフェスタ supported by ニッセンレンエスコート ブルーインパルスカード』におけるフォトコンテスト)

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